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エジプトで、若さについて考えた

JUGEMテーマ:不動産投資

 

 

エジプトで、若さについて考えた

 

 

 

アンマンからエジプトの首都カイロまでの飛行時間は1時間半。それもほぼ西に向かって進むだけだし、気候は同じようなものだと思っていた。実際、飛行機の窓から見下ろす風景は「完全に地続き」。どこまでも果てしない砂漠が広がっていて、「アンマンの次の街がカイロ」、という感じだった。

 

 

しかし実際は全然違った。

 

熱い!とにかく熱い

そして湿度もかなり高い。

きつい。この暑さはきつい

 

これは体力が無理やり奪われていく、インドや東南アジアの暑さだ。

 

そして騒音や喧騒もアジア級。人の多さも。

さわやかで落ち着いていたヨルダン、イスラエルから、いきなり、すべての思考が奪われるカオスの中に放り込まれた感じ。

 

うーん、懐かしい。

 

 

 

 

今回の旅行は、短期間で多くの国を訪れるので、ガイドブックの類は全く持ってきていない。出発前に旅行情報を多少なりとも下調べをしたのもヨルダンまで、ここからは行き当たりばったり出たとこ勝負だ。

 

空港で荷物を受け取り、外に出る前にまずは通貨の単位と換算率を。そして中心地までどのくらい離れていて、どうやって行けばいいのかを、ネットで調べる。

 

はっきり言って、ネットがつながらなければ何にもできないしどこにも行けない。

 

 

20年前の前回の世界一周では、あらかじめ日本で十数冊のLonely Planetを購入して、必要な部分を切り取って持って行ったものだ。空港に降り立ったら勝負が始まるので、事前に血眼になって情報を読み込んだ。

 

旅のスタイルは大きく変わった。

 

 

今回はGlocalMeという、Wifi端末を持ってきた。確か香港の会社のサービスで、世界中で使用できる1GBのデータが30ドルくらい。今回訪れる国はすべてカバーされている。

 

これとスマホが俺の命綱。そしてこれさえあれば、はっきり言って、今や世界一周は「ちょっとした国内旅行」の感覚で続けることができる。これが実感。行った先行った先で、ちょちょいとスマホを調べて、どこに泊まるか、どこに行くか、どこで飯を食うか決めるというわけ。

 

 

 

そしてウーバーだ。

 

タクシー事情は国によって千差万別。そして多くの場合トラブルの元。しかし、ウーバーを使えば、それらの障害をすべてすっ飛ばすことができる。

 

ウーバーに乗って一路ホテルへ。

 

 

 

 

 

カイロの街は巨大だった。

 

 

中心部は、ビルは大きく、道は広く、車は多く、ジャカルタなんかでも感じたが「そう簡単に道の向こう側に渡れない」感じ。

ホテルからちょっと歩きだしても、行けるのは「次のホテル」だけ。(ホテル以外で)飯が食えるところなんて皆無。

 

というか、本当に飯を食えるところがない。アンマンでも感じたが、それ以上。特にこれほど多くの人が住んでいるのにも関わらず、だ。

 

パンを焼いている店は時々見かける。喫茶店も多い(そこでみんなシーシャを吸っている)。だけど中で食事ができるような店は、ほんとに少ない。いや、もうほとんどない。地図に載っていても閉まっていたり、テイクアウト専門だったり。

 

 

でも我々にはウーバーがある。電話してレストランを予約して、そしてウーバーを呼べばいい。予約できないような店でも、ウーバーで行ってみて、ダメだったら次の店までウーバーで行けばいい。

 

カイロでは、どこでもいつでも、ウーバーはすぐにやってきた。そしてとても安い。だから、行きたいところに行って、適当に歩き回って、疲れたな―、と思ったらウーバーでホテルに戻ればいい。旅の自由度は格段に上がった。

 

 

 

 

 

ちょうど僕の滞在中に、サッカーのアフリカンネーションズカップがエジプトで開幕した。開幕戦はエジプト対ジンバブエ。エジプトには英雄サラーがいて(前回の大統領選挙では6%の得票率で現職大統領に次ぐ2位。立候補してないのに!)、ジンバブエはかってかの地でマラウイ代表との試合を観戦したことのある思い入れのあるチーム。

 

行きたい!チケットはないが、どうせダフ屋がいっぱいいるだろう。なんたってアフリカなんだし。

 

よし、早速ウーバーにアクセスだ。

 

試合開始は午前10時。変な時間に始まるもんだが、ここはアフリカだからそういうこともあるだろう。

スタジアムまでは車で20分くらい。新しく巨大なスタジアムの周りは、意外に閑散としている。

 

ダフ屋の姿はない。

 

途方に暮れて会場のスタッフに事情を話すと、なんと試合開始は夜の10時だった!えー、そんな遅い時間に始まるのー?さすがアフリカ

そしてチケッ

トは、すべてオンライン化されていてダフ屋なんか出る幕無し。お見それしました。

 

丁寧にWebの登録の方法を教えてもらってその場で登録はできたけど、考えてみれば深夜にゲームが終わって、帰る手段はあるだろうか?それに次の日の朝5時発でロンドンに発たなければならない。

 

残念ながら観戦はあきらめて、ウーバー呼んでホテルに帰った。

 

 

結局試合はテレビで見たが、現職大統領も観戦する中、エジプトチーム1-0で勝利。スコアは僅差だったが内容は一方的で、実力はさらに差がある感じがした。多分エジプト、優勝するだろう。そして、10年後には、サラーは大統領になっているに違いない。

 

 

 

 

カイロのダウンタウンの喧騒はすごい。

 

狭い路地はどこも人があふれかえり、ロバや馬が行きかう。多分ここは、20年前から(もしかしたら2000年前から?)ほとんど変わっていないだろう。

 

エジプトは「世界3大うざい国」の一つに数えられているらしい(あとの二つはインドと、どこ?中国?)。

土産物など売っている観光客が行くエリアでは「ニーハオニーハオ」と商売人がわらわら寄ってきて、確かに、うざい。

けど、大したことない。全然平気だ。もう俺も年だし、こういうの無茶苦茶たくさん経験してきてるし。笑っちゃって楽しい。

 

 

そして、そういうエリアからほんのちょっと、一歩外れると、もうそういう「うざい」人は全然いない。たいていの人は無関心だが、子供や、若者は、さわやかな笑顔で笑いかけてくるし、話しかけても来る。

あー心が洗われるなー。

 

 

適当に入ったダウンタウンにあるモスクで静かに座っていると、かわいい少女の二人連れが近寄ってきて話しかけられた。

「あなたのお水、私にも飲ませてくれない?」

高校生くらいだろうか。

 

なるべくニヤニヤしないように気を付けながら話していると、次から次へと女の子たちが集まってきた。

 

一人だけ、英語の先生だ、という女性が英語を話せたので、その子が通訳したりして盛り上がる。みんなキャッキャいってかわいい。

 

 

こういうことって、旅をしてると昔はまあまああった。日本人のバックパッカーで、それなりに笑顔で心を開ける人なら、みんなたくさん経験しているだろう。

 

しかし、俺はもう50歳。この旅で、そういうことが起ころうとは、はっきり言って、全く考えてもいなかった。起こらないだろうなー、ということさえ、想像もしていなかった。

 

 

それが起こった!

 

 

多分僕は、(自分でいうのもなんだが客観的に考えて)30歳くらいだと思われていたと思う。年を聞かれたが、本当の年を言うのを若干躊躇してしまった。さばを読もうと思ったわけではないんだけど、なんか「期待を大幅に裏切ってしまううしろめたさ」のようなものを感じたから。

年を答えると、みんなギョヘーッ、と驚いていた。

 

昔年を聞かれて驚かれた俺は30歳だったが、何せ今は50歳だからね。エジプトでは、普通におじいちゃんの年だろうし。

 

1歳半の息子(今度は逆の意味で驚かれた)空太郎の動画を見せたら、みんなキャッキャ言って喜んでいた。

 

 

心が洗われるなー。I love エジプト(2019623日)

 

 

不動産にまつわる話はこちらに書いています。是非こちらも!

https://www.chintaikeiei.com/column/00001643/

author:oneman-band, category:旅行, 16:20
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