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初めての競売 -占有者がいたらどうしよう。占有解除の現場から-

JUGEMテーマ:不動産投資

 

 

初めての競売 有者がいたらどうしよう。占有解除の現場から

 

 

 

競売で物件を取得したい、と思ったとき、まず最初に心配なのは「占有解除」のことではないでしょうか。手続き的なことはいろんなところにいくらでも書いてあるのでできないことはない。でもいざ落札して、そこに債務者が住んでいる。最初はだれでもビビります。

 

これから競売を始めてみよう、と考えている人のために、ワンマンバンドでの「占有解除」の現場のことを書いてみたいと思います。

 

 

 

ワンマンバンドでは、北海道から九州まで広く競売に参加しています。現在は平均すると月に6-7件程度、多い月では10件以上の落札があります。

 

 

競売物件には、占有者がいるものと、物件資料から「すでに空き家である」ことが判明しているものがありますが、弊社では基本的に「占有がある」物件に集中して入札するようにしているので、落札物件の8割くらいは、「落札時点では少なくとも占有状況が不明」である物件になります。

 

 

「空き家」とわかっているもの以外は、落札後まず、「今後のことを相談したいのでご連絡いただきたい」という内容の、ご挨拶の手紙を送ります。

これで連絡が来るのは2割くらいでしょうか。

連絡が取れればアポイントを取り訪問します。一度話ができていれば、初めての訪問も気が楽ですね。

 

 

しかし残りの8割は最初の訪問の段階では、だれが住んでいるのか、そもそも住んでいるのか、もしくは家自体存在しているのか(火事で燃えてしまったこともある)わかりません。

ほとんど情報がないまま、どんな人か全くわからない、しかし相当に生活に窮しているはずの、人の家をいきなり訪ねるわけです。緊張します。

 

 

話がきちんとできる人だろうか

いきなり怒鳴られたりしないだろうか

ヤクザみたいな人だったらどうしようか

 

不安は尽きません。

 

 

しかし

ほとんどの場合、相手のほうがもっと不安です。

 

話がきちんとできるだろうか

いきなり怒鳴られたりしないだろうか

ヤクザみたいな人がやってきたらどうしようか

 

たいていの場合占有者の人達は、これが初めての競売です(こちらは何百件も経験している)

そして彼らは「住む場所がなくなるかもしれない」という、人間として根源的な危機にさらされているのです。

 

 

何百件、占有解除の現場を経験してもいまだに初訪問時の「緊張」はなくなりません。落札物件の玄関口に立った時、僕はいつも「謙虚であること」を心に言い聞かせます。

占有者と同じ位置に立ち、占有者の話に耳を傾け、お互いにとって最善の解決策を見付けるために話をする

そう理解すると、不安な気持ちはほとんどなくなります。

 

そしてドアをノックする。

 

 

占有者が出てきます。

弱い立場に立っている人ほど、初対面の相手がどういう「心持ち」でいるかを敏感に感じ取るのだと思います。こちらが「平穏」で「対等」な気持ちであれば、少し話しているうちにどんどん占有者の心が開かれていくのがよくわかります。

それからいろんなことを相談していくことになります。

 

 

勿論、世の中にはいろんな人がいますから、占有者の中には「全然話の通じない人」や「いきなり怒鳴り始める人」「ヤクザみたいな人」もいないではありません。そもそも在宅していても玄関に出てこない人もたくさんいるし。

 

でも過度に不安になる必要はありません。向こうのほうが何倍も不安は大きいのだから。(2017年8月6日)

author:oneman-band, category:競売, 09:28
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