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サラリーマンを辞めて「独立する」ということについて

JUGEMテーマ:不動産投資

 

 

サラリーマンを辞めて「独立する」ということについて

 

 

 

20年続けたサラリーマン生活に終止符を打ち、ワンマンバンドを設立して、独立してビジネスを始めて6年ほど経ちました。

 

新卒で国際通信会社に就職して以来、3か国の通信会社に勤め、インターネットの誕生から発展時期に国際バックボーン回線を世界中の通信キャリアに売りまくり、業界でブイブイ言わせてきたものですが、先日ワンマンバンドの千葉事務所のIPアドレスを入れ間違い、会社の通信システムを1週間に渡って停めてしまいました。

 

サラリーマン時代はもう忘却の彼方に去りつつあります(年のせいか!)。

 

 

 

 

 

独立して2年ほどした折、以前勤めていた会社の韓国の同僚とお酒を飲んでいた時、彼から「ケン、お前うちの会社に勤めていた時に比べて今どのくらい稼いでるんだ?」と聞かれました。彼は、「う〜ん!」と大きく顔をしかめ頭を抱えています。

 

その時彼が言ったセリフはとても印象に残っています。

 

韓国は、日本に比べ人々の起業意識がとても高く(中国はもっと高いですね。というか日本のそれが世界で一番低い、という調査もある)、彼の周りにもたくさん、すでに起業して独立した友人がいるそうです。

https://www.atpress.ne.jp/news/125692

 

その友人たちが、口をそろえて彼にこう言う

「もしお前の能力が平均以上なら、今すぐ起業しろ」

と。

 

彼とは10年近く一緒に仕事をしましたが、ビジネスマンとしてはとても優秀で人柄もいい。学歴もあれば英語もペラペラ。当然「平均」能力などはるかに超えていることは明らかでした。

 

2児の父でもある彼は、そういう風に友達から言われるたびに「俺も起業したほうがいいんじゃないのか?」と悩んでいるようでした(ちなみに彼は今でもその会社で同じ仕事を続けています)。

 

 

 

 

僕自身、自分で仕事を始めてからいろんなことに気がつきましたが、「平均以上の能力を持っていれば独立したほうがいい」というのは、結構納得がいく部分もあります。

 

例えば日本の不動産業界で言うと、全国で12万(!)ある不動産業者のうち、かなりの数がいわゆる「町の不動産屋」です。その中でも「おやじがボケッ、と一人でやってて、表に張り紙ベタベタ出して、たまたまそれを見て入ってきた客をパクッ、とやって食っている」というような「印象」の店は結構あります。実を言うとそれは決してただの印象、ではなく、実際そういう業者はたくさんいるのです。

 

そういうトボケタ業者でも食っていける。だとすればあなたが平均以上のビジネス能力を持っていればどうでしょうか。たぶん食っていくのは、それほど大変なことではありません。

 

勿論大きく儲けよう、成功しよう、と思えばまた別ですが、「独立して食っていく」だけならたぶんそれほど難しいことではないのだと感じます。それはどんな商売であっても。弁当売っても、鉛筆売っても。どんな商売でもそれなりにたくさん業者がいて、多くは合理的に経営されている、とは言いがたい状態、だが食っている。

懸命に頭を使い、情熱をもって仕事にあたれば、平均以上に競争に勝つことはできるのではないでしょうか。そのあとの成功の度合いはあなた次第。

 

 

 

 

独立して自分でビジネスをやるメリットとデメリットはどんなものでしょうか。

 

たくさんあるだろうし、人によっても違うと思います。僕が特に思うところをいくつか。

 

 

いいところ。

 

まずは「仕事が楽しい」

辛いことも大変なこともたくさんありますが、しかし全体として「仕事が楽しい」。「やりがい」と言い換えてもいいと思いますが(そのほうがしっくりくるか)、サラリーマンの仕事と、独立した自分の仕事、は全然別物、と言ってもいいと思います。自分が全責任を負っているし、成果は直接自分に跳ね返ってきます。「仕事中にさぼって喫茶店に行っている」場合ではありません。

 

 

「自分の時間を自由に使える」

普通は独立したてはもう死ぬほど忙しいと思うし、僕自身もそれなりに忙しいのですが、しかし自分の仕事なので自分の責任でマネージすることが可能です。僕自身は、今は1週間のうち5日くらいテニスをしていますが、大体は朝5時か6時くらいから働き始め、休日と平日の区別はありません(それがいいかどうかは人それぞれですが)。

 

 

あと、僕の場合で言えば

  • 通勤がない(ワンマンバンドは完全テレワークなので社員全員通勤なし)
  • 自分の責任でチームの全構成員を選ぶことが可能
  • 自分の責任で仕事相手も選べる
  • 定年がなく、自分が望むときまでずっと働ける

など、たくさんあります。サラリーマン的なストレスの多くとは、無縁です。

 

 

 

良くないところ

 

「つぶしが効かない」

僕も時々不安になります。もしこの仕事が立ちいかなくなったらどうしよう、と。実際ワンマンバンドの求人にも、50歳を過ぎて自分の会社をたたんだ「元経営者」の応募は結構あるのです。

「合理的な判断」を旨として採用活動を行っていますが、そういう人は経験上では「かたくな」な傾向があり「柔軟に新しい仕事に取り組んで行くのは難しい」印象があります。

 

「仕事の破たんが生活の破たんに直結する」

たいてい会社の借り入れは経営者の個人保証が求められます(日本は。起業が難しい大きな理由ですね)。自分の会社が倒産する、ということは、家族の生活が崩壊する、ということと非常に近い意味を持つ場合も、実際多いです。

 

 

 

メリットもデメリットもいろいろありますが、僕の思いを率直に表現するならば、

「独立して仕事をすることは、ほんとにもう最高だ。いいところしかない。うまくいっているうちは」

ということでしょうか。

 

 

 

時々、独立を考えている友人や後輩から相談を受けます。

あまりに重要なことなので軽々しく勧めたり反対したりしませんが、「平均より上ならば」の話は大体します。そして、前に進もうとする人は全力で応援します(精神的に。陰ながら。)。

 

 

僕自身にとっては、「自分で独立して仕事をする」ということはとても自分にあっていました。もう一度サラリーマンに戻ることを想像すると、ザワッ、と、全身に鳥肌が立ちます。そういう展開にならないために、家族を路頭に迷わせないために、気力と能力のすべてを使ってこれからも頑張っていこうと思うのでした。(2017年9月20日)

 

author:oneman-band, category:不動産一般, 11:30
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